厚底靴の歴史

現在、再流行の兆しを見せている厚底靴の特徴は、つま先と踵に比較的厚みがあるということです。前回の流行の際は、ヒールが10cm以下が主流でしたが、前回の流行の際には15cm以上のものも流行となりました。海外ではインターネットで購入可能な20cmを越えるヒールを持つ靴も販売されているとのことです。
日本では、古来には花魁下駄という一種の厚底靴が大ヒットしています。近代では、1970年代にロンドンブーツが流行した後、1990年代後半に厚底靴がブームとなりました。1990年代後半の立役者ともいえるのが、当時人気絶頂であった安室奈美恵です。彼女が流行らせた厚底靴は、つま先から踵までのソールが一体化したタイプでしたが、厚底靴自体が不安定な靴であったため、怪我人が続出しました。かつ履いたまま車を運転した際は、機能性の悪さから事故を起こす例もありました。
この流行は周期的に発生するものですが、現在、厚底靴はメイド喫茶等で脚を長く見せるためによく使われています。また厚底のサンダルやブーツはレースクイーンやアイドルにも散見されます。

スポンサード リンク

スポンサード リンク

ロンドンブーツの歴史

1970年代、そして1990年代後半に流行した、底が厚くかかとが高い厚底のロンドンブーツに懐かしさを覚えるお父さんお母さんお姉さんも多いことでしょう。 派手な色柄でペイントが施されたロンドンブーツ。くるぶし辺りまでの高さでふかふかの毛で覆われたものもありましたね。
そもそもは「ムッシュかまやつが製作した」「イギリスのレコードのジャケットを見て靴屋が発想した」などの都市伝説がありますが、ファッションの本場、ロンドンのヘヴィメタロッカーの間で流行ってたものを誰かが日本に持ち込んだという説が有力です。
日本で大流行したのは、当時大人気だった野口五郎や沢田研二、グループ・サウンズの人気歌手などが、ベルボトムのパンタロンとロンドンブーツを組み合わせて脚を長く見せるファッションを取り入れたからでしょう。彼らを真似る若者が当時続発しました。
そして1990年代後半には、アムラーが『厚底靴』としてロンドンブーツを取り入れ、再びブームが起こりました。今でもロック歌手や、メイド用のコスプレファッションアイテムとして見る機会は豊富です。

厚底靴の注意点

厚底によって怪我をしてしまうことがあります。
ほとんどは足関節の捻挫、骨折です。転倒して手をついて手首を骨折してしまう人もいます。
足関節の捻挫はすぐに十分に冷やすことで治療できますが、回を重ねると時には骨折よりも予後が悪い場合もあります。
このように厚底を履くと怪我をする機会がかなり増えてきます。
厚底には大きな問題が2つあります。まず足底の体重をかけられる面積が減ることです。単純に考えればわかるように、踵全体を使うことで人間は安定した歩行が可能となります。その上で指で地面を蹴って前に進めるのです。ところが厚底靴では踵で体重を支えることが出来る面積が狭く、重心を少しでもずれると足首を捻ってしまいます。
更に大きな問題は、厚底靴では敏感な足の裏の感覚が鈍り、歩行の際に足裏から伝えられる情報が欠如してしまうことです。危険な場面に遭遇しても回避が困難となります。
現に厚底ブーツで運転、事故をおこす例は数え知れず、最悪は他人の命を奪ってしまうような事故も起こしえます。運動性が求められる状況では、厚底靴から普通のスニーカーに変えて対処すべきでしょう。

スポンサード リンク

Copyright © 2008 厚底靴の歴史、着用時の注意点